杉本祐亮さん(Twitter:@fashion_tutor)20代後半
「フリーランスSE」「フリーランスSEへの転向支援」、「エンジニア向けのファッションコンサルティング」を手がける杉本さん
フリーランスSEとして働き始めて、3年目に突入しました。
フリーランスSEとしては、Ruby on Railsを使って美容業界に特化したWebサイトを開発しています。
美容系のサイトを作る会社だけあって、社内は若くておしゃれな方が多いですね。
こちらの現場には2年間お世話になっており、今は部署全体の開発を担当させて頂いています。
宮城さんと一緒にフリーランスSEへの転向支援も、そして、「服の家庭教師」という名前で、エンジニアに特化したファッションコンサルティングも行っています。
ビジネススタイルの提案はもちろん、スーツのオーダーも承ります。
エンジニアでスーツをオーダーできるのは、今のところ私だけだと思います!
会社員時代は、指示された仕事を完璧にやることだけを求められました。
資格を取得するなど、自発的に動いた時期もあったのですが、「そんなことやらなくていいから」と言われ、全く評価されず。
安定した大企業でしたが、自発的に行動したい私には合わなかった。
そこで、責任は伴うけれど自由度が上がるフリーランスSEに転身しました。
服の家庭教師杉本さん、実は元「アキバ系男子」?!
今でこそ、スーツを着てヘアワックスでセットしたりして見た目に気を使っていますが、以前はいわゆるアキバ系だったんです。
そんな私が見た目を気にするようになったのは、学生時代にやっていた塾講師のバイト先で塾長に言われた一言がきっかけでした。
「杉本くんは勤勉だけど、人と話すことには自信がないでしょう。社会に出たら人との関わりは必須だし、おそらく誰も今のままの杉本くんとは仕事したいと思わないよ。今までの頑張りが正しく評価されるよう、これからは『人と関わること』を始めてみたら?」
厳しい指摘でしたが、全部先生の言う通りでした。
ガリ勉アキバ系だった私は、高校時代にクラスメイトから「キモい」って言われて以来、人と関わることを避けていたので (笑)
先生の一言がきっかけで、コンプレックスだった見た目を変えようと決意しました。
すると、周りからの評価がガラッと変わりました。
「痩せ型のもやし、ニヤニヤしててキモい。」だった私が、「スマート、爽やかで優しそう。」に変わったんです。
見た目が変わっただけで、これだけ周りからの評価が変わるとは思いませんでした。
この変化をきっかけに、人と関わることにどんどん挑戦できるように。
思い返せば、あのときの塾長の一言で今があると思います。
あれがなかったら、今ここでこうしてインタビューを受けることはなかったです。
絶望的なコミュ障だったので、ニートになっていたかもしれませんね。
ファッションコンサルティングで、人の変化に関わる仕事がしたい
フリーランスSEに転身後、将来のセカンドキャリアを考えた時に、相手の変化に関わる仕事がしたいと思いました。
私は見た目を変えて自分の可能性を広げることができました。
そこで自分と同じ悩みを持った方々のファッションコンサルティングをすることで、相手が想像し得ない未来を切り開く力になりたいと思ったのです。
また、エンジニアにはかつての自分のように、漠然と自分を変えたいと思う方が一定数いると感じていたため、ファッションコンサルティングはエンジニアに特化しようと。
ビジネスとしてファッションを教えるにあたっては、スクールに通い、ファッションコンサルタントの方にノウハウを教えていただきました。
フリーランスSEは、好きな仕事をするための第一歩
フリーランスSEという働き方は、人生の選択権を得るための手段です。
会社で働いていた時には、自分の望んでいない環境にどんどん詰め込まれている感覚でしたが、今では自己責任で好きなことに挑戦できます。
キャリアを変えるにあたっては、今までいた場所を捨てることになります。
最初は怖いと思いますが、悩んでいても環境は変わりません。
勇気を出して行動してみてください。
何か悩むことがあれば、是非宮城さんのセミナーや個別相談に来ていただければと思います
セミナーにはスタッフとして私も居ますので、参加された際は是非、気軽にお声をかけてくださいね!
インタビュー・編集/角田尭史・松岡七生
撮影/西井一志