現在SAPのプログラマで働いているMさん、SAPを辞めてWebエンジニアとして転身したいとのことで「相談者の声」を投稿していただいたのでご紹介します。

相談者:Mさん
年代:20代前半
職種:PG
悩み:SAPプログラマだが、アウトプットが見えないため嫌気がさし、Webエンジニアへの転身を考えてる。 フリーランスなるべきか、転職するべきか。
Contents
MIYAのコメント
Mさん、ありがとうございます。
Mさんは第1回目のセミナー参加後に、私の発した内容に共感を持っていただいたようで個別相談を申し込みいただきました。
Mさんは、現在勤めている会社でSAPプログラマ。
SAPプログラマといえば、フリーランスSEとして働くと高単価で契約が見込めます。
もし、当記事をご覧になっている方でSAPプログラマ、もしくは知人でSAPプログラマがいらっしゃるのであればフリーランスSEという働き方をお勧めして下さい。
私が主催しているセミナーにて具体的にご説明していますので、遠慮なくご案内ください。
Mさんの業界経歴はまだ2年未満。
SAPだとアウトプット(ユーザー利用時の画面)が見えず嫌気がさして、自身でプログラミングスクール「DiveintoCode」様へ申し込んだようです。
SAPではなく、Webに将来の可能性を見出しWebプログラミングスキルを身につけ今後発揮したいとのこと。
エンジニアに転職を勧めず、フリーランスを勧める3つの理由
相談時点でMさんは会社を辞めると辞表を出していたとのこと。決断が早い!
辞めたのでフリーランスSEか転職かと選択肢を選ばないといけないが現時点で検討中の段階の様子。
Mさん自身の仕事への思いとして、
「スキルを身につけ、最終的に自分で一つのサービスを運営すること」
つまり最終的に起業も視野に入れたいという思いがあるようでした。
このような情熱があるのならば、スキルを身につけながら実績を積みあげていけると素晴らしいですよね。
このような前提を踏まえて相談のりました。
なお、転職に関しては筆者自らが転職フェアへ伺いました。
その時に感じた内容を綴っています。
理由1.大多数の転職者を取る企業は、フリーランスSEと同じく客先常駐がメインである
転職募集している企業の多くは、自社開発がメインでなく請負や客先に人材を派遣するような企業。
契約形態は異なるが広範囲で考えた場合、客先常駐と基本的に変わらない。
同じことやるぐらいなら、収入と時間が増えるフリーランスSEで働くの方がオススメ。
会社員だと、福利厚生などもメリットがあるかもしれませんが、だからといって将来安心というわけではないですし。
そもそも福利厚生をどこまで使うか、だと思います。
理由2.必ずしもプログラミングできるとは限らない、やりたい案件とは限らない
相談を受ける点で多いのが、転職先が聞いてた話と違う仕事内容だったという話。
入社して初のうちは確かに要望通りだが1ヶ月〜3ヶ月の間で要望がほとんど外される。
全く話が違うというならば企業に若干は問題ありますが、根本的に問題追及されるようなことは企業側にありません。
中途で採用する企業として、可能なら本人の現時点のスキルを利用したいのが企業側としてのメリット。
一から教育なら新卒採用の方が叩き込めるのでメリットはあります。
そのため、企業が求める人材は転職等の原因によって、不足してしまったマネジメントができる能力。
1人の開発者としては、そこまで求めません。
更にいうと、開発は下請けに任せたいのが企業の本音。
社内調整してくれるところにプロパー社員を設けたいので、結局プログラミングをガッツリ学びたい人は、長くてもたったの数ヶ月しか学べずに上位の仕事に就く。
役職は上がる可能性が高いので満足行く人は多いと思いますが、開発スキルを羨望していた人にとって、「希望していたのと違う」と感じると思いませんか?
理由3.雑務や管理責任も増え、結果的にはスキルを磨く時間がなく体力消耗に終わる
理由2に直結しますが、上位層に就くということは当然社内調整などの管理責任が伴います。
現在、人材不足の状態で、社員が案件を2つ3つと掛け持ちになるのは当たり前の時代となってきてました。
客先上中の会社員だったとしても雑務や新人教育、客先との調整、開発スキルとは違った点で労力を使うことでしょう。
フリーランスSEといえど、稼働時間が増える可能性だって十分有り得ますが会社内の暗黙的に稼働時間を操作されるようなケースはまず無いのでご安心ください。
主な雑務といえば経費等の整理などは発生します。
一般企業は勧めないものの、ベンチャー企業は逆にお勧め
転職を否定したものの、ベンチャー企業への転職はオススメしています。
たとえ厳しいことが承知の上でも、本人のやる気がそのベンチャー企業の情熱にリンクするのであれば、多少辛いことであっても乗り越えられます。
一般企業に比べ、社長や上位層との距離が近いことにも魅力を感じますね。
しかし本人の姿勢によりますが、未経験でOKだからといって、十分な研修があるとは思いません。むしろ自力の力が試されるので、踏ん張る必要があります。
「未経験0でもOKの企業が見つかったー」というスタンスでいくと絶対に長続きしませんし、ベンチャー企業側としてもメリットを感じず、クビの可能性も高まるでしょう。
収入面よりもビジネスへの情熱にリンクするかが重視すべき鍵ですね。
「どこでもいいから未経験採用の会社を希望!」という感覚なら、必ずしっぺ返しがきますのでご注意ください。
重要なのは個人のスキルアップ、「その会社に行くと元々の目的は達成されるのか?」
Mさんの求める得たい結果として、スキルを伸ばし自分1人でサービスを運営できるスキルが欲しいとのこと。
企業に勤めたとして、その本来の目的に見合うのであればOKです。
しかし、結果的にその目的が達成されないのであれば、完全に遠回りです。
当ブログで何度もご案内していますが、フリーランスSEという働き方は、案件を選ぶことができます(面談で落ちる場合も当然ある)。
スキルや実績を磨くと、さらにできる案件も増えてくるし、さらに向上心が膨らみ、より効率的に時間とお金を活用することができますので非常に効果的と言えるます。
よって、相談内容の回答に戻りますが、転職 or フリーランスSEどちらの働き方が良いか?
と質問されると、私の回答は当然フリーランスSEという働き方を推奨します。
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ベイビーステップ として
ここまでお読み頂いた方の中には既にフリーランスSEの方や、フリーランスSEを目指している方もいらっしゃるでしょう。
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