※モザイクなど不要、という回答いただいたのでモザイク加工はしていません。
あっという間に5月。
4月に新人で入った方も、あっという間の一ヶ月だったのではないでしょうか?
2017年1月に、母校に卒業生代表としてゼミの講演で呼ばれ、早くも2回目オファーがありましたので、ゼミ生3年次に向けて講演してきました。
10名〜程度は少人数でアットホームにできるので、質問も飛び交い、活気ある講演になりましたね。
今回はインターンシップや説明会、就職活動など1年を通して一番忙しくなる3年次。
そんな3年次に向け、1回目のアンケートで要望があった「大学生にやっておきたいこと」を盛り込んで説明しています。
一応、テーマは変わらず「”会社員は安定”からの脱却」という大テーマのもと案内します。
当記事では、セミナーの中でも
これから“IT業界の就活を始める大学生”に向けて、大学生のうちにすべき重要な準備を3つに絞り紹介します。
Contents
大学生のうちにすべき、3つの準備
目的・目標を設定してから就活する
冒頭に紹介した記事、
たった2日で辞めたという記事は賛否両論出ていますが、圧倒的に私は”否”側です。
20代は賛成派が多いのかもしれませんね。例えばこんな正当化した意見もあるかも。
- 「ブラック企業だったらどうする?続けるのはダメだ」
- 「合わないからさっさと辞めて、別の道へ舵を切ることは正解だ!」
- 「働いてみてわかったからしょうがない!」
残念ながらこれら全て、本人の”ゴール設定”を怠った結果からくる、リサーチ不足です。
就職後、数年〜数十年お世話になる会社なので、もっと徹底的に分析するべきです。
ネットや説明会だけの情報でなく、働いてる方達から徹底的に話を聞くべきでした。
今では、社外活動(コミュニティなど)で会おうと思えたら会えたり、業界の話を聞くのは容易です。
入ってから「合わない」は、完全なる甘えですね。
そもそも、”なぜ”この業界&この会社に入りたいのか、が怪しすぎる。
単に内定貰えればOK、といった安易な発想が多い。
やりたいことが見つからない、大学4年間は何をしてたのか?ということになる。
しかし、やりたいことが見つからない、というのは大学生には共通した悩みでもありますね。多くの方が悩まれている。
そんな”やりたいコト”が分からなくて悩んでいる方向けのヒントとして、私からは
- たくさん他業界のバイトをして実体験を積む(掛け持ちや半年程度、バックレなどNG)
- 海外旅行など、国内と海外の価値観の違いを感じる
ことを勧めています。
多くの会社は、バイトを長く続けてる方を評価する(面談を通す)かもしれませんが、
それを引っくるめても目的・目標設定を見つけるため、多くの実体験を積んだ方が自分自身の将来のタメになります。
バイトという形で会社や業界の情報を調べる、それって一番のリサーチだと思いませんか?
マネーリテラシー学習
日本人は世界に比較して『お金の知識』が低い。
「大学生だから今は勉強しないで良い」という考えでは、たとえ社会人になっても勉強しないでしょう。
誰よりも一歩先を進みたい!
という考えなら『お金の知識』は大学生の内に身につけるコトを推奨します。
今の時代、年金や税金、為替などお金に絡むニュースが多く取り上げられています。
あなたは付いていけてますか?
問題について理解できた上で、どのような対策を立てる必要があるか?
「難しいから知ってる人に頼む」
と、いう考えはあらゆる金融系営業や相談窓口、親戚や友人からカモにされる可能性がありますが、文句は言えないですよね。
最低限のマネーリテラシーは抑えるべきです。
社会人の多くが、会社で必要な知識のみを頑張って身につけるよう、努めてます。
私は基本的に多読は苦手です。
その上でマネーリテラシーを学ぶ上で「この書籍は面白い!わかりやすい」と思った、
本質を付いて読みやすい書籍を2冊だけ紹介します。
(講演内では、読んでおいた方がいい厳選5〜6冊をご紹介しています。)
卒論を利用して、資格よりもスキルを磨け
IT系の大学しか、該当しないかもしれません。
IT系大学では、卒論として学んできた基礎スキルを元に、ITをテーマとしてサービスなどを構築します。
自分で考えたテーマを元に、そのテーマに掲げた最適なプログラミング言語など、数百とある数から自分で調べる。
なぜこのテーマを取り上げたか?
期待する効果は?
など自由に取り上げることができます。
この卒論(成果発表の場)をうまく利用して、自分でサービスを構築しスキルを磨けた!
という経験を積んでほしいですね。
私はよく「どんな資格を取っておいた方がいいですか?」と言われますが、
資格は稼げない、スキルは稼ぐことができる、と言い切っています。
資格を取っても給料の手当て程度は増えるかもしれませんが、
将来的に見て実戦で使えないと意味がない。むしろ資格で得た知識を活かさないかもしれません。
会社によっては規定で資格が一つのラインもあるかもです。
しかし「時は金なり」
かけた時間に対し、どれぐらいの見える結果が出るのか?
ちなみに私の資格ですが、
入社時に取得した基本情報技術者の資格しかありません。(大学在学中に初級シスアド)
その後、ご察しの通り現場が忙しくて、勉強するヒマがなくなり資格は取れませんでした。
とはいえ、現場経験が活きてフリーランスSEとして問題なく活動できていましたよ。
話を戻しますが、大学生は会社に縛られず自分の好きなテーマで構築することができる、最初のステップです。
当然、辛いこともたくさん出ますがスキルアップという意味で、楽しくこの壁を超えましょう。
当然、スキルの面に関しては面接時の自己アピールにもつながりますし、没頭するぐらい取り組むことがいいですね。
講演後のアンケート「ゴール設定の重要さに気づいた!」
アンケートの回答に
「ゴール設定の重要さに気づいた!」
という一文がありました。
名著「7つの習慣」では、
“終わりを思い描くことから始める”
とあります。
私が就活を始めた時から抱いていた違和感で、数年後も「とりあえず内定」という曖昧なゴール設定をしている方がほとんどです。
結果、自分に合わないといって業界を辞める方も数多くいます。
人には好き嫌い、合う合わないがある事は百も承知。
入社してから想像と違った、私にこの仕事は合わないと言ったケースはよくあることです。
私の思想上、「我慢して続けろ」とは言いません。
勤めた会社で将来性を感じられなかったら辞める選択肢もアリだと思います。
実際、IT業界でも入社して3年間ずっとテスターしかさせられなかった、などというケースを聞きますし。
だからこそ、リスク軽減も兼ねて、そうならないタメにも「ゴール設定」が大事なのです。
ゴール設定をしておくと、
- 数年後はどんな生活していたいか?
- どのような人に見られたいか?
- どのような業界に進めば立てたゴールは達成できそうか?
- 最低限必要なスキルは?今のうちに何を勉強すべきか?
- 勉強以外に必要なことは?留学した方がいいのか?
など、ゴールから逆算できます。
あとは計画を練り行動するだけ。
ゴール設定をする事で、明確なゴール達成プランが立てられますね。
業界、会社を絞り込めるからリサーチも容易になりますよね。
今回準備3つをお話しましたが、重要なのは目的・目標設定です。
3年次、アンケート感想一覧
最後に講演後のアンケート感想(一部)を抜粋します。
- 働いた時の目線に近い内容だったと思います。ゴールを設定し実体験を重ねることが学生のうちにできることと聞いたので実戦していきたいです、
卒論を最初の壁にみたてて頑張っていきたいです。 - 思った以上の暴露話があってタメになった(笑)
- 一つだけを極めるのではなく、色々極めていくことも大事
- 資格よりも実績の方を大事にすべきとのことで納得した
- 自分のゴールは「就職する事」でその後を考えていなかったので今回参加できて私の人生を豊かにするキッカケになってくれるといいなと思いました。
- IT業界に入りたいと思っていても、そのIT業界についてよくわかっていなかった。今更聞けないようなことが聞けたので良い講演でした。
- 話がすごく上手で聞いてて全然眠くならなかった!時間がもっと欲しい!
- 他の講演と違い、考えが柔らかくなった気がします。自分に合うゴールを目指します。
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