ド直球ですが、ITエンジニアほど時代に遅れてます。
こういうとかなりのバッシングをくらいそう。。。(別に炎上させたくはない笑)
ITエンジニアだからITに詳しいというのは至極当然に感じるのですが、実際のところITを活用したメディア発信などの情報サービスには全く詳しくない。
ITエンジニアはサービスを作る手段のPGスキルやPCの構成などは詳しいが、情報には全くもって詳しくない。
「・・・新サービスが開始された」など、ニュースなどで認知はしているかもしれませんが、見た、もしくは聞いたレベルではないでしょうか。
全く利用しないか、発信はしない(受信のみ)。
私自身、ITエンジニアであった経験から相談中に歯がゆさなどを感じたりする。。。
ITスキルのあるITエンジニアであるからこそ、インターネットを活用して発信する姿勢を作って欲しい。
その上で、一番時代遅れを感じた、これからのキーとなる『評価経済社会』というキーワードについて話をします。
Contents
評価経済って知ってる??企業のせいで遅れをとるエンジニアたち
さて、当記事を読まれてる方で『評価経済社会』というキーワードはご存知でしょうか?
「知ってる!」という人は恐らく1割程度でしょう。
まぁ聞いたことある、程度は約半分いるかもしれませんが恐らくなんのことかは理解していないのではないかなと感じてる。
この評価経済のキーとなるのは、信頼・信用。
今までは『企業ブランド』が重宝され、企業の名前が肩書きとなっていた。
○○会社のMと申します。で、○○だからすごーいとか。
しかし今後はそういかない、個人の評価が重要だ。
実は私、企業名とかに興味はない。個人がどのような活動をしているのか、それが興味があります。
なぜ、そのような仕事をしているのか、、、という風にその人のバックグラウンドが気になってきます^^
キングコング西野が「貯金よりも貯信」という言葉を定義した。これはわかりやすい。
今後の時代背景で大きく変わる。
いま、時代はまさに『企業のために』といった価値観から『個人のために』といった時代の変化なのだから。
では今後、企業ではなく個人をどのように評価するのだろうか。
答えの一つにSNSやブログを見て評価します。
相手がどのような考えがあり、どのような活動をしているのか。
しかし、当ブログの対象者であるエンジニアでSNSを活用している方は、なんとごくわずかだ。
IT業界で働くエンジニアほど”発信”、SNSを活用しないので”情報収集”に疎い。
その中でも圧倒的に疎いのはSIerで働くエンジニアたちなのです。
SIerとは・・・
システムインテグレーション(SI)を行う業者のことである。
システムインテグレーションとは、システムを構築する際に、ユーザーの業務を把握・分析し、ユーザーの課題を解決するようなシステムの企画、構築、運用サポートなどの業務をすべて請け負うことである。
これらを行う業者がSIerである。
(IT用語辞典 Weblio辞書調べ)
運営者追加:
実態は下記の図のように、分析したような結果を下請け、さらに下請けとピラミッド構図になっている。下に行けば行くほど収入は低くなり、何を作ってるかわからなくなる・・・。
これから大学を卒業し新入生となる学生さん、もしくは未経験で転職検討中の方は、当記事の後半を読んでね!
SNSは危険(キケン)と本当に思ってる?
国内SIer企業では、
セキュリティ!セキュリティ!セキュリティは絶対だ!
EverNoteなどの便利ツールは使用が制限されていたり、情報発信関連が制限されたりでがんじがらめ状態。
企業としてはSNSを活用することで個人情報漏洩に繋がると危惧しています。
個人情報流出は絶対阻止したいですよね!(個人のモラルによるものが多そうですが。)
しかしSNSを使わないのには、企業の責任にするのは単なる建前でしょう。
純粋に個人でも、
- 他人のリア充シーンを見たくない
- あまり自分の活動を報告したくない(調子ノッてる!って思われたくない)
- 活動(副業とか)が周囲にバレると企業に目をつけられる
上記の点を正当化したくて、企業側の理由を全面に出し今後も利用できないアピールをします(苦笑)
『個人の時代』において発信しないのはリスクと言えます。
発信に対することにもリスクは当然ありますが、発信しない人はリスクがないから当然リターンはない。
発信する人は影響度と呼ばれる評価が高くなり、リアクションされることでこの影響度が高まる。
この影響度が高いため、発言一つ一つに揚げ足を取られたりしてしまう場合もあるが、発信者の声を広く届けることができる。
いま配信されているサービスは、評価経済という流れに乗ったサービスがメインでありその評価度は、まさしくSNSを用いて個人の影響度がチェックされます。
SNSを活用しないエンジニア含め、情報収集力が低い方達はこの時代に完全に乗り遅れてる。
2017年〜2018年はまさに時代のシフト転換まっただ中。
今のうちにいかに情報に追いつけるかで、他者より半歩先を進めれるため、発信する習慣をつける必要があります。。
クラウド化できない企業は転職した方がいい!「セキュリティが・・・」そういって日系企業は遅れをとる
日本のIT企業って本当に進むのが遅いなぁって思うのが、仕事のクラウド化。
会議だって議事録などもクラウド上でチェックしあえばいいし、すでに世の中で使われてるサービスはどんどん活用すればいい。
未だにメールやり取りしてるの?って思ったり。
前述したようにセキュリティ関連の懸念点はあるものの、このクラウド化が進まない限り本当の働き方改革には絶対に繋がらない、今までと変わらない働き方になるだけ。
そもそも「働き方改革」と名付けてて、実際は単なる実働時間の制限や、副業解禁ぐらいのレベル。
ましてや、副業を許したとしても他のメンバーと違うことをしていると嫉妬や他とのバランスなどが考慮され、結局は認められない(もしくは始められる状況でない)パターンがほとんど。
改革というより、ちょっと改善されただけ?って感じ、改革には程遠いイメージ。
恐らく、多くの企業が
- 「前例が無い」
- 「従業員がキチンと働いてるか不明」
- 「上がなんというかわからない」
- 「どういった仕組みづくりをすればいいかわからない」
- 「セキュリティが・・・」
・・・といった回答を出すでしょう。
書籍『「納品」をなくせばうまくいく』の株式会社ソニックガーデン倉貫社長の講演記事がかなりタメになります。
https://kuranuki.sonicgarden.jp/2017/09/workstyle.html
記事より抜粋:
昨今、「働き方改革」という言葉が先行していますが、見直すべきは果たして本当に「働き方」でしょうか?
働き方というテーマで話をしたのですが、働き方は変えたりするものではなく、ビジネスの結果なのではないか、というのが私の主張です。
自分の働き方をどうしたい、社員の働き方をこうしたい、という動機ではなく、どういった仕事をするのか、どういったビジネスモデルにするのか、それを支える組織はどうあるべきか、そこを考えて手を打ち、工夫をしていくべきでしょう。
先を見ず過去の実績ばっかを重んじるような企業では成長はできません。(大手企業が多いわけですが)
以前、大企業について書いた記事があるので合わせてどうぞ。
クラウド化しなさそうな企業に勤めている私はどうした方がいい?
先日、書籍『Google出身者が語る!生産性を爆速にする神速仕事術』の著者、Googleを経て現在は2社を経営するピョートル氏の講演にお邪魔しました。
その際に以下の質問があったのだが、回答が痛烈すぎて笑えた(笑)
まさしくその通り。
Q.セキュリティセキュリティとうるさい会社に勤めているが、最善な選択として何を勧める?
A.素早く転職・フリーランスに転身することを推奨する(笑)
(以下の回答は、色々整理してまとめた。)
現状維持で居続けるのはデメリットしかない。
クラウド化できないとムダが多い。
日本企業は無駄に美学を感じる傾向がある。
会議などミーティングも同様。
雑務などはクラウドワークスで主婦に仕事を依頼などする、だって仕事を受けたいと言ってる方がいるのだから。
さて、あなたはどう思う?
SIer企業に勤め転職を考えてるエンジニアたちよ!転職よりもフリーランスSEへ
ピョートル氏は転職を推奨しているが、誰しもピョートル氏が推奨できるような企業には就けない。
大抵多くのエンジニアは、同様の企業へ転社するにすぎない。
転職できても社名が変わっただけでやることは同じ。自分の成長に繋がらない。
むしろ転職して付き合う同僚や上司が変わるし、当然ルールも変わる。
同じことしかしないなら、それって正社員である必要はないのでは無いでしょうか。
運営者である私自身、SIer出身者ということもあり、フリーランスSEという選択肢を勧めます。(ぜひ、セミナーへご参加ください。)
もし正社員を希望する、ということであればベンチャー企業へ就職or転職を推奨する。
給与面は大手が高給取りかもしれませんが、自身の成長を意識すると働き方は柔軟かつ成長に繋がる。
給与面での安定と、スキルがある上での安定とあれば、異なる安定を並べた場合あなたはどちらを選択しますか?
比較項目 | SIer(中小・大手企業) | ベンチャー企業 |
---|---|---|
年収 | 400万円〜600万円 | 350万円〜 (スキル見合いで1,000万円レベルの高収入もある) |
稼働時間 | 一部フレックスを導入しているが、基本は9時〜18時(17時半も有り) | 10時〜19時、11時〜20時などと朝は遅く夜に遅くなる傾向がある |
スキルアップ | 石橋を叩いて渡るような順序良く的な流れでステップを踏む。 1年〜3年は見習い兼、雑務が多い。 3年目ぐらいからリーダーを任され始める。 開発スキルよりも設計&マネジメント上流工程の作業などを任される確率が高い。 | 運用含め、自社サービスがメインなので全般的に学ぶ。 1ヶ月ぐらいで研修(?)と呼ばれる作業が終わる。 ただし、周囲がスキル高いので自然と環境でスキルは身につく。 |
資格などの知識面 | 企業が推奨する資格を重要視 資格ホルダーが多いと評価になる。 そのため、資格取得者には資格手当をつける(が、実際その資格を活かす場は全く無い。) | 資格よりもスキルを重要視 その道のプロフェッショナルになってもらい、常にブレスト。 資格保持者はあまりいない。 考え方としては、資格はお金を生まないがスキルはお金を生み出せる。 |
服装 | 基本スーツ、クールビズなど | ほぼ自由 |
仕事内容 | BtoBがメイン。 顧客ありきで、顧客の要望をヒアリングし仕様に起こす。 仕様が全て。設計ミスや仕様変更には必ずと言っていいほど、顧客との対応が必要 | BtoCがメイン。 顧客はまずいない状態から始まる。(もしくは自社サービスを作り運用している。) 自社アイデアから始まるので、仕様などの変更は柔軟に対応できる。 |
問題点総括 | 顧客の要件に応じて、仕様変更が頻発する。上流の会社が仕様を起こすが仕様が誤ると何度もやり取りが発生し、納期遅れなどのデスマ状態になる。 上流の企業は主に開発はせず設計やマネジメントなどがメイン。開発は下流企業に依頼する。 上流は高給ではあるが、業界的にスキルが統一されていない(自社独自が多い)ため、汎用性としては悪い。 出世は希望持てるが、転職して成功する方は一握り。 都度、プロジェクトや部署異動といった、企業あるあるイベントがあるため、自社サービスに思い入れが入らない人が多数。 | 就職・転職時の研修はほぼ放置。スキルは自分で身につけていくスタイル。 自社サービスに対しての思い入れややり甲斐が無いと億劫になる。 自社サービスという点から、アイデアや顧客要望などを組み入れるスピードが早い。 最新技術などに素早く触れる機会が多いため、常に最新スキルを勉強していく必要が出る。 スキルが評価されるため、技術が好きで無い人は続けられないかも・・・ |
安定が約束?服従の間違いでしょ(笑)
「安定」という話を出しました。
未だに「大企業に勤めることが安定」という考え方を抱いている若者は少なくなってきたことでしょう。
(安定でないと思うから、当ブログにたどり着いたと思います笑。)
さて、トークセッションでピョートルさんの話に面白いワードが出ました。
日本企業で「働き方」という美意識。
海外からきたピョートルさんの印象は「勤勉と服従」だそうです(笑)
「私も社畜SEというブログを運営しているんです(笑)
勤勉と服従は感じるものがありました」
「”社畜”は今の日本に当てはまるテーマ、私も”働き方”について講演を依頼されるがスライドの最初に”社畜”というワードを出してます(笑)」
日本企業のイメージは、上司やお客様への服従というイメージが強いようですね。
ピョートル氏も私が当ブログで提唱しているように、5年後は大きく”安定”という概念が崩壊するので、今のうちから働き方を見直す必要がある、と締めていました。
AIで仕事を奪われるヒト、AIで仕事の幅が広がるヒト
私の周囲でAIに対して危機感を感じてないヒトには2パターンいると考えられます。
- 会社は大手で安定しているし、たとえAIを取り入れてもなんらかの部署に移されるから大丈夫でしょ
- AIの技術力を用いることで、自分はもっとクリエイティブなことに時間を使える。作業は全てAIに任せることができる!
前者は間違いなく仕事を奪われ、後者はAIを活用してより一層仕事の幅を増やすことができるでしょう。
そういう意味では2パターンの収入格差は拡大されていくのではないかなと思います。
私のセミナー参加者でも前者のパターンは数多くいます。
しかしセミナー内容を聞くことで危機感を感じ、真剣に将来を見つめなおします。
私はフリーランスSEですら5年後を意識するべきと危機感をお伝えしています。
単純にエンジニア人材の不足していた需要が満たされ(もしくはAIに取って変わる)、そして溢れる可能性が高いからです。
溢れたエンジニアは辞めさせるしか道がなくなる。
“整理解雇の4要件”ってご存知です?
この4要件が厳しいため簡単に企業はリストラできないんです。
しかし、この4要件が「働き方改革」で緩和される方向になりつつあります。
皆さんは企業はそう簡単にクビを切らないとあぐらをかいてませんか?
“整理解雇の4要件”とは
経営不振や事業縮小など、使用者側の事情による人員削減のための解雇を「整理解雇」といい、これを行うためには原則として、過去の労働判例から確立された4つの要件(1.人員整理の必要性 2.解雇回避努力義務の履行 3.被解雇者選定の合理性 4.解雇手続の妥当性)が充たされていなければなりません。これらを、「整理解雇の四要件」と呼びます。
まとめると、国内で働く方々は長く勤めることが企業への忠誠心という気持ちを抱いてるかもしれませんが、
それは“忠誠心”でもなんでもなくて、”服従”かもしれませんね。
この「ボタン」をクリックしてくれるとランキングに反映されて、励みになります^^
ベイビーステップ として
ここまでお読み頂いた方の中には既にフリーランスSEの方や、フリーランスSEを目指している方もいらっしゃるでしょう。
中には、フリーランスSEになって収入アップにつながると思っていたのに、なぜか貯金が少ないなど予想と違い不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方達のために、ベイビーステップとして私が開催しているセミナーのリンクに記載されている文章をまず読んでみてください。
■ 直近セミナー開催のお知らせ
ご共感頂けたなら次のステップは是非セミナーへ申し込んでください。
「3つの安心」を約束しているので安心して受講できます。