フリーランスSEは独占禁止法で守られない!というシンプルで衝撃的な結論

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先日、以下の記事が掲載されました。

要点をまとめると以下の内容が書かれております。

  • フリーランスは独禁法と労働基準法の間のグレーゾーンとされてきた
  • 今回、独禁法の保護対象となる方向となった

そもそも独占禁止法とは?

資本主義の市場経済において、健全で公正な競争状態を維持するために独占的、協調的、あるいは競争方法として不公正な行動を防ぐことを目的とする法令の総称ないし法分野である(wikipediaより)

ざっくりいうと、

健全な経済活動ができるよう、事業者を守る法律

です。

最近の例で言うと、SMAPが今の事務所を離れ用とした時に、

  • 芸能人の独立や移籍を制限する
  • 独立後の仕事を制限させる

といったことが行われ問題になりましたが、このような行為は独占禁止法違反になります。

・・・が、今回その保護的な対応に関して、フリーランスSEという働き方には当てはまらない!というお話をさせていただきます。

「フリーランスが独占禁止法で守られる!」と淡い期待を持ったフリーランスSEの方々に告げる→当てはまらないと。

フリーランスは個人事業主なので、

状況によっては企業と比べて不利な状況に置かれてしまうことがあるようです。

公正取引委員会では、

フリーランスとして働くときにぶつかる問題として

以下の4点を問題にあげています。

  1. 企業側と待遇面の交渉がしにくい
  2. 取引先の選択肢が少ない
  3. トラブルが起きたときに不利な情報を広げられてしまう
  4. 法律知識等に差がある

これらの問題が生じる可能性があるため、

今回フリーランスを独占禁止法で守る対象とする動きが出てきました。

しかし残念ながら、これらの問題はフリーランスSEには当てはまりません

これら挙げた問題について”なぜ当てはまらないか?”を挙げていきますね。

問題1「企業側と待遇面の交渉がしにくい」はフリーランスSEに当てはまらない

→ むしろ、しやすい

フリーランスSEは企業側と直接待遇面の交渉をする代わり、エージェントさんが代わりに交渉をしてくれます。

エージェントさんがいると交渉はむしろしやすいです。

そもそも国内のエンジニアを営業仲介するエージェントは、

  • エンジニア自身の交渉が苦手
  • フリーランスSEで直接契約したのに連絡取れない

こういった課題から生まれた事業みたいなものです。

そしてさらに、フリーランスSEは割とエージェントに対して比較的わがままです!

高すぎる要望(稼働面と金額面)を出すエンジニアに困っているエージェント企業もありますが、それは煽りまくっているエージェント企業の自己責任みたいなのがありますね。

よって「企業側と待遇面の交渉がしにくい」ということは、まず当てはまりません。

問題2「取引先の選択肢が少ない」はフリーランスSEに当てはまらない

→ むしろ、多すぎるくらい

今、ITエンジニアは不足しています。

経済産業省の報告によると、

2020年には37万人、2030年には79万人程度が不足という予測がされています。

DODA転職求人調べ

2017年9月の時点での転職求人倍率は7.81倍

10月10日に発表されたDODA転職求人倍率レポートによりますと転職求人倍率で「技術系(IT/通信)」は7.81倍となっており、

非常に売り手市場となっていることがわかります。

これだけ需要が高いIT業界において、

取引先の選択肢が少ないということは考えにくいです。

もし取引先の選択肢が少ないと感じているのなら、それは単なるあなたの経験とスキル不足

フリーランスSEという働きは、当然フリーランスであることから即戦力が絶対です。

先方も現場経験豊富で即戦力となるエンジニアを選択します。

選択肢を増やすには経験とスキル不足、という結論から、

自己研鑽の一貫でPGスクールにて通う・リモートでできるバイトや自分でサービス開発をしてスキルを磨くなどが自己投資する必要があります。

よって、「取引先の選択肢が少ない」というのは単に提案できるスキルが不足している。という結論です。

問題3「トラブルが起きたときに不利な情報を広げられてしまう」はフリーランスSEに当てはまらない

→ あたりまえ。 トラブルを起こした側に原因がある

フリーランスSEの場合、トラブルに巻き込まれる側というより、

トラブルを起こす側の方が多いです。

主なトラブルとして、以下は挙げられるのではないでしょうか?

  • 無断欠勤を繰り返す
  • 情報リテラシーがなかったり
  • 経験が低かったり
  • 現場で対応しづらかったり(コミュニケーション取らない)

最悪、情報漏洩などがありますね。

IT業界は広いようで意外に狭いです。

スキルや経験などが絞られますからね。(業務系は別の現場の業務系現場で出会う。)

その時、不利な情報が出ていても初めからマイナス加点はあります。

フリーランスSEは自営業なので、自己責任が原則です。

冒頭のSMAPなどタレント業などは防衛する必要はありますが、フリーランスSEは別に珍しくも無いため、現場での上記挙げた評価が重要になります。

別現場で評価が下げられる行為になったとしてもそれは自己責任です。

よって、「トラブルが起きたときに不利な情報を広げられてしまう」は、当てはまらないです。

問題4「法律知識等に差がある」はフリーランスSEに当てはまらない

→ 単なる知識不足。

繰り返しますが、フリーランスSEは自己責任が原則です。

しかしエージェント企業という営業代行をしてくれる企業が間に入ってるため、比較的小難しい契約内容などをパスできます。

なので、そもそも当てはまりません。

もちろん、本業のフリーランスSE以外で手広く広げていこうと考えてる人は、

別事業を持つために一定の法律リスクを抑える必要がありますが

それは各専門分野に相談もできるので問題と挙げるには早いでしょう。

また、フリーランス全般においてリテラシーが低いことも懸念として挙げられます。

仕事柄、フリーランスSEとは別業種の方々とも接しますが

  • 一定の秘密保持契約や業務提携契約
  • 税金や事業などのマネーリテラシー関連

などが抑えられていないことを感じます。

エンジニアにとって「技術のみ」に興味がある方も多いですが、

そもそもの基盤である土台は、ぜひ固めておく必要があることを念頭においてください。

フリーランスSEは中途半端な立ち位置

もちろん、SE以外のフリーランスの方たちは、

独占禁止法によってより働きやすくなるかもしれません。

例えば、タレントやアナウンサーなどの前面に出る側のフリーランサーは、

メディアでの露出が激しい分、これは保護される側でしょう。

むしろ”業界の闇”が表立って安心してきました。

しかし、他フリーランサーとは違い、フリーランスSEは中途半端な立ち位置。

会社員ではない、でもプロの自営業でもないという状態です。

この「フリーランスSEという働き方は中途半端である!」という言及は、以下の記事で詳しく記載しています。

2018年は大フリーランス時代!『働き方改革』という名の茶番劇
あけましておめでとうございます^^皆さんは2018年の目標を立てられましたでしょうか?2018年は、私の予想...

多くのフリーランスエンジニアは、 ただ仕事をこなしているという状態です。

しかし、これからは個人の時代といわれています。

自営業として如何にプロ意識を持ち、 研鑽していくかが重要になってきます。

そうしていく中で、自分で自分の仕事を生み出せるような人材になることができれば、

これから先の時代で貴重な人材になることができるでしょう。

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私が代表を務める株式会社FromToの事業内容、エンジニアコミュニティの運営、相談者のセカンドキャリア、私個人のセカンドキャリアなど深い部分を発信しています。ちなみに音声配信も行ってます。 どのような活動しているのか?エンジニアコミュニティとは?セカンドキャリアは? ブログでは言わない、言えない事を発信します。