【検証】プログラミングスクール卒業したらフリーランスSEになれるは本当?元フリーランスSEが検証

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こんな広告見たことありませんか?

「未経験でもフリーランスになれる!」
「半年で月収50万円以上稼ぐフリーランスになる!」
「エンジニアになると年収600万円以上稼げる!」

『フリーランス』『エンジニア』という最近話題のキーワードを散らつかせ、煽る。

そもそも、この二つのキーワードは広義の範囲で曖昧。

例えば『エンジニア』と言えど、皆さんが想定しているのはプログラマーと呼ばれる技術者ですが、実際はマネジメントやコンサルタントを求めている可能性はあります。

今回、当記事をどうしても書きたかった理由として、以下のツイートが元。

「フリーランスは即戦力が絶対条件」を謳ってる私としては「上記広告が本当に正しいのか?」を実体験を元に検証したかった、というのがあります。

そもそも「即戦力」とは?などですね。

実際に私がブログ内でも推奨しているプログラミングスクール「DiveintoCode」にて自ら半年間受講し、期間内に卒業できた私が、

「未経験でもスクールにいったらフリーランスSEになれるのか?」

「年収600万円以上のエンジニアになれるのか?」

という独自の目線から検証結果をご報告いたします。

ちなみにDiveintoCodeさんとは、何度かお仕事をした仲でもありますが今回はイチ受講生として体験しました。

DiveintoCode」では以下を銘打っており、煽りが多い他スクールとは違う部分も見えますね。

【結論】未経験がプログラミングスクール卒業できても、フリーランスSEになれない!

結論から述べるとプログラミングスクール卒業できてもフリーランスSEになれないと私は定義します。

元フリーランスSEとしてWeb開発に携わっていない(正確にはBtoC案件)にしろ、
スクール卒業レベルではさすがに現場ではスキル的に追いつけないでしょう。
これは他のプログラミングスクールでも同様と見ています。

最近、プログラミングスクールの煽り広告が目立ちますが釣り広告と変わりません。

特に私が警戒しているK.K氏が運営する某スクール。。。

卒業後の経歴を盛るだけじゃないの?と疑問しか出てこないない。本質は身につかないイメージ。

今は某ネットビジネス界隈で戦力を拡大中。怪しさMAX!

当ブログでは何度も伝えていますが、

フリーランスSEは「現場において即戦力である」ということが求められます。

残念ながら卒業レベルではフリーランスSEで言うところの即戦力は身に付かない、という結論に至りました。

ただ後述しますが、フリーランスSEとしては難しいものの、転職して実務経験を経てからフリーランスSEという可能性は十分にあります。

理由として「フリーランスSEで言うところの即戦力」が単純に無いからということ。

ここではもう少し掘り下げて、スクールでは経験できない3つの理由に集約し挙げます。

  1. チーム開発の経験不足
  2. 大規模開発の経験不足
  3. 運用・保守の経験不足

理由1 チーム開発の経験不足

一番大きいです。

DiveintoCodeでは卒業必須要件ではありませんが、チーム開発があるので幾分かマシですが現場では数段レベルが上がります。

プログラミングスクールでは基本的に個人でアプリケーションの開発からローンチまで行いますが、実際の現場ではチーム開発が当たり前。

チーム開発は個人での開発とかなり違ってきます

  • 他人が読んでもわかるコードを書かなければならない
  • 他の人の仕様が絡む部分については相談の必要がある
  • バージョン管理の方法、セッション体系などの取り決め

など、現場で求められる要求がスクール卒業時点では学習することができていません。

これらは個人で学ぶには限界があり、実際に実務で学ぶしかありません。

(現場ならではの専門用語なども飛び交います。)

DiveintoCodeでは”即戦力”を謳っているため、希望者にはチーム開発というフォロー体制が整ったサポートがあるようです。
ただ、私自身が別に体験していないため控えていますが、実務経験を積みたい人にはおすすめできるサポートかと思います。

理由2 大規模開発の経験不足

大抵、プログラミングスクールで学べるのは、

「twitter」「facebook」などを簡易にしたアプリを作ることが多いですが、明らかにスクール内と現場での水準は異なります。

スクール内の水準現場での水準比較でわかること
画面数3〜10程度スクール水準の10倍
(30〜100程度)
 機能間処理やセッション管理など
レコード数数十件程度万、億と件数を超える想定。
(負荷テスト)
 パフォーマンス改善などを意識してコーディング

(細かいものを集めるとまだまだ出てきます。代表的に数値化できるものを掲載。)

スクール卒業レベルと現場での水準が異なるため、ギャップに驚きついていけないかと。

理由3 運用・保守の経験不足

「運用・保守」も理由に挙げさせていただきました。

  • SIer業界・・・運用・保守は楽のイメージ
  • Web業界・・・市場のニーズを汲み取り、常に改善(仕様が大きく方向転換もあり得る)

仕様書通りか、仕様書が常に改善されザックリの仕様書しかないか、のイメージですね。

未経験者、もしくはSIer業界卒からすると混乱を招きます。

スクールでは0から1を生み出す、新規開発のフェーズを学びますが実際問題、現場は以下のケースが多いです。

  • 10~90の追加開発のフェーズ、
  • 90~100の運用/保守のフェーズ

残念ながらこのフェーズをスクールで学ぶことは難しい。(卒業の期限が半年であることからもそういえますが。)

そのため即戦力を期待されているフリーランスSEでは、すぐに実務経験無しと感じられ厳しいと言えます。

無理してフリーランスSEになっても・・・

すぐにレベルの差を感じ、現場からもクレームを言われ、慣れない現場環境で相談も難しいなど、自信も失い精神的に参ってしまう状況になりかねません。

転職とフリーランスSE、同じ配属にしてもハードルは厳しいですね。

もちろん、中には現場で環境に慣れるというのもありますが、卒業レベルの方々全員が入れるかは無理でしょう。

そのため個人的な推奨ステップとして、フリーランスSEという働き方を目指すのであれば

  1. まず転職して現場状況に慣れる、そしてよりスキルアップ
  2. 自信がついたらフリーランスSEへ転身
  3. エンジニアとしてのバックグラウンドを背景にセカンドキャリアを構築

という流れが理想と言えるのではないでしょうか?。

『セカンドキャリア』については以下を参照。

「セカンドキャリア」を考える。1つの収入源では生きていけないというシンプルで衝撃的な結論
私が26歳の時(2012年)、フリーランスSEという働き方は現在(2017年)より浸透していませんでした。私は、...

一応フリーランスにはなれる?しかし○○が現実。。。

ややこしいですが、

プログラミングスクール卒業してもフリーランスSEになるのは難しいが、

フリーランスにはなれます。イメージはこんな感じ。

フリーランスSEというのは、SESと言われるエンジニアリングサービスなので、エンジニア派遣、客先常駐、というイメージと捉えてもらえれば。

対してフリーランスは広義の範囲での表現なのでライターなどの仕事も含まれます。クラウドソーシングを利用して仕事を獲得するケースが多いですね。

基本的なフリーランスの考えは“仕事を獲得”する、というスタンスなので客先常駐がメインのフリーランスSEがいかに特殊であるかがわかりますね。

以下の記事に、フリーランスSEの立ち位置やデメリット箇所などを細かく記載しています。

2018年は大フリーランス時代!『働き方改革』という名の茶番劇
あけましておめでとうございます^^皆さんは2018年の目標を立てられましたでしょうか?2018年は、私の予想...

全国各地から在宅で仕事を受注という手軽さがあり、案件内容によりますが難易度は低いと言えます。

が、個人的にクラウドソーシングを用いて依頼する側は推奨しますが、仕事を受注する形式は基本的に推奨していません。

理由は簡単でエンジニアとしてのスキルを「安く買い叩かれる」可能性が高いから。

何故クラウドワークスはクソ案件の巣窟なのか

実は依頼する側で私は活用していますが、非常に安く依頼できたことに驚きです。

メリットとして、場所を選ばないでOK、確認もザックリというメリットもありますが、
時間対、費用対効果は悪いかと。

どちらを選ぶかは個人の判断になりますが、

スクール卒業レベルとはいえ、高額支払った上で身につけた0→1を創れるという優秀なスキルを安売りするのは推奨しかねます。

(高額の案件を受注する、という考えもありますが当然責任などもあるのと、実績などが足りず結局安値案件を行う可能性が高い。)

結局、プログミラングスクールは推奨か?検証した結果

プログラミングスクールでフリーランスSEへの道は厳しい!という回答をしましたが、

では「プログラミングスクール自体は推奨できるのか?」というと、個人的にはスクール自体は推奨できる!という回答です。

闇だらけ、自力でOK、という回答もありますが。

その点について、解説していきますね。

推奨企業へ転職できる可能性は広がる & 機会は増える

なんやかんやで、スクール卒業レベルのスキルがそのまま活かせる企業への道が開けるのはメリットかと。

大手企業というよりはベンチャー企業メインな所も好印象。

未経験でIT業界へ転職すると、十中八九客先常駐型のSES企業へ転職となるでしょう。

大方予想できる提案される企業では、

  • 少しだけの研修(1〜2ヶ月程度の基礎レベル)
  • 一応取引先は大手企業や有名中堅企業がズラリと並ぶ
  • 研修後はSESとして客先常駐
  • スキルがないので任される仕事もあまりテクニカルじゃない
  • スキルがつきにくい
  • なぜか1人、そして商流が深い(下請け企業の間)

実際、フリーランスSEと変わらない。。。現場に新人送ってると言う感じ。

ちなみに私の相談者はこう言うケースが多いです。

AXIAの米村社長も以下の記事の通り述べています。

是非、自己投資という感覚でチャレンジしてほしいですね。

最近のプログラミングスクールは「転職支援」に力を入れているところが多く

スクール在学中に転職活動をしつつ、

内定先でアルバイトやインターン・正社員として経験を積むことは可能です。

ただ残念な結果としてベンチャー企業での収入はスタートアップが多いことから収入は低いため、結局前述した収入がある程度あるSESメインの企業へ転職するケースが多いです。

初めの報酬は少ないかもしれませんが、短期間でやりがい(経験)とスキルを手に入れステップアップできるので、長期的に見ると実践で得たスキルを活用し収入を拡大することができます。

そのため個人的にはスクールが案内するベンチャー企業(もしくはスタートアップ)は収入が低くても推奨しています。

補足:
「本業でマネタイズしない」という考え方があります。
本業で得られた人脈や経験という”価値”を、外で活かし稼ぐというマネタイズ方法。イメージは複業スタイル。
特に私が推奨しているフリーランスの働き方は複業が必須ですね。

時間・費用対効果がよい

なんやかんやで費用対効果は非常にいいんです。

大学や専門学校と比較しましょう。

期間金額メリット
大学4年数百万円大卒の称号
就職先が開かれる
専門外の知識など
専門学校2年数百万円専門卒の称号
就職先が開かれる
専門分野の知識
プログラミングスクール〜半年30万円前後
(スクールによっては10万円〜ある)
就職先が開かれる
専門分野の知識

差異は称号ぐらい。

プログラミングスクールでは飛び級的な事もできます。大学・専門学校は期間が絶対条件。

私の相談者で2ヶ月でクリアし、その後メンターやバイト活動もスクール内でし、時期を見てフリーランスSEを案内した方もいます。(特例レベルですが、現在フリーランスSEになってもスキルアップに励んでいます。)

フリーランスSEになることも視野にあるなら、正直学歴不要なので大学行く必要ないというのも頷けます。

自己投資で高額とはいえ、高額だからこそ利は取りたいというのが人間の性。

結果は覚悟に比例するもので、覚悟を常に維持できる努力ができれば結果はついてきます。

もし無料スクールであれば、初めの初期投資は少額でも成長度合でいくと効果は低いでしょう。

転職以外の”起業”という選択肢

受講中に転職以外にも”起業”という選択肢もありえるでしょう。

オリジナルアプリケーションを作るというのは、モチベーションが上がるもので作る楽しさを共有できます。

そして収益化が得られるスモールビジネスへと展開。

起業というとハードルが高いように思えますが、副業という形でブログ感覚でローンチしてみるのもいいですね。

まずはでっかくなく、スモールステップから広げるというのも手です。

私個人としては、いまさら転職やキャリアチェンジという理由で受講してなくて、依頼する際にRubyでの内部を知りたい、という観点で入校しました。

(Ruby触ったことなかったので興味本位もありますが。。。)

プログラミングスクールでは1人で0~1の開発フェーズが経験できるので、

アイデアさえあれば、副業感覚のスモールステップからでも可能です。

通常、起業を志す場合、エンジニアを外部から引っ張る必要がありますが、どうしても毎月の人件費がかかってきます

なので、土台としてのモックぐらいはスクール内の卒業課題制作レベルでつくるなど経費は抑え、あとは依頼しやすくなることでしょう。

受講しててわかった、プログラミングスクールに求めるコト

今回、DiveintoCodeさんを通って求めるコトや改善点などはたくさんあります。

例えば

  • 同期コミュニティはそこまで活性化していない、むしろ運営からの一方通行
  • コードレビュは希望者のみ?(むしろ私はそれが有り難がったのでw)
  • 教材の逆引きと内容の整理(とりあえず章立てなどがバラバラ)

まぁ、これらはアップデートされるだろうからそこは改善されていくと思いますが、

私が一番求めるものとして、起業家コース、経験者コースがあると嬉しいな(笑)

経験者ということもあり、初心者レベルの基礎的な課題も個人的にはスルーしたかった。。。(サボった理由はコレもある。カリキュラムが充実しているという反面、飽きが早かった)

まぁ、ゴールが転職に重きを置いてる状態だと、フリーランスSEを推奨している私としてはプログラミングスクールへの案内は微妙ということですね。

総括

今回、

「IT業界未経験でもプログラミングスクールにいったらフリーランスSEになれるのか」

についての検証を行いましたが、結論としてプログラミングスクール卒業できてもフリーランスSEになれないと回答させていただきました。

昨今、ブロガーやアフィリエイターによる「エンジニアになれば稼げる」と煽りが広がり、プログラミングスクールが嘘だとか闇だとか言われていますが、スクールもまぁ被害者です。

運営元が広告媒体を使っている以上、誇大広告を謳ってアフィ成果を出すのは至極当然ですからね。

しかし、もし「IT業界で働きたい!」と強く望むならばプログラミングスクールに行くこと自体は良い自己投資と言えます。

どんな行動をするにせよ「今後の自分がどうありたいか」を意識した上で行動計画を取りたいものですね。

文章は疲れますね。

経験者がメインとなりますが、フリーランスを活かしてキャリアチェンジなどの相談もあれば当方が開催しているセミナーへご参加ください。


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私が代表を務める株式会社FromToの事業内容、エンジニアコミュニティの運営、相談者のセカンドキャリア、私個人のセカンドキャリアなど深い部分を発信しています。ちなみに音声配信も行ってます。 どのような活動しているのか?エンジニアコミュニティとは?セカンドキャリアは? ブログでは言わない、言えない事を発信します。