「ブラック企業だと思ったら、入社1ヶ月だろうとなんだろうとすぐに辞めて逃げた方がいい!」
こんなブログやツイートを最近よく見かけます。
まぁブラック企業だったらさっさと辞めるべきとアドバイスします。
ただ、私自身が“過残業”かつ“低収入”の会社にて3年間勤めていた経験があるため、
すぐ辞めた人(例えば数ヶ月とか)より、現在進行形でブラック企業に数年間働いてるような人に伝えたいですよね!
助けるなんておこがましいですが。
ただ一番の問題なのがそういう人たちがSNSなどの情報収集をしないんです。いえ、やる暇が無いか遮断されているんでしょう。。。
会社にとって不利益な情報も今ではオープンな訳ですから。
でも、そんな中でも自らが「ブラック企業に勤めている!」「社畜だ!」と気づく方もいらっしゃいます。
そんな経験としては数年働いてきたSEさんがこの記事を読んでくれてるものとして、
私自身の実体験から「ブラック企業」から抜け出すまでの具体的な『下克上ルート』について伝えていきたいと思います。
また、SEとして働いて特に不満はないけれど客先常駐のSEさん(SESや派遣)という業態で働いている方も必見です。
当記事を読んでいただければフリーランスSEになったほうが可能性が広がると感じていただけると思います。
Contents
客先常駐のSEがフリーランスSE化したほうがいい理由
以下が一般的なブラック企業のイメージ。
- 過残業
- 低収入
- ストレスが多い
詳しく知りたい方は「SEが全てブラックと限らない。ホワイト・ブラック企業の見分け方」をお読みください。ホワイト企業との比較もあります。
IT業界と言えば、以下のイメージもあります。
- 残業が多いのに収入は低い
- 閉塞的な環境のためセクハラ、パワハラのような人間関係の悩みが耐えない
実は、IT業界においてブラックと言えるのは上記だけでなく先に挙げた客先常駐がメインも挙げさせていただきます。
国内ではこれが普通の事業だと思われていますが、多重下請けの背景がある以上見過ごせません。
私はこんな多重下請け構造で働く客先常駐の会社員SEさんほどフリーランスSEになることが一番の脱社畜への近道、と豪語しております。
そもそもフリーランスSEとは?だから客先常駐SEは検討するべし
当ブログでは何度も紹介しておりますが、フリーランスSEとは
- 客先常駐のSEと同じように現場で働く
- 基本的には会社員と同じ業務内容
- 会社の諸手当諸々などが引かれるので収入は低くなる
- 会社員のように福利厚生などの手当はなくなる
まぁ、ざっと上記だけを意識してもらえればいいかなと思いますが、要は言いたいのは
客先常駐SEさんにとって、全く同じような仕事内容でフリーランスSE化になれるということ。
また、最近ではフリーランスとして契約を受け入れる傾向が強まってきたため、即戦力なエンジニアであれば高収入もあり得るのも事実。(煽りのような広告にある単価を貰ってる方も実際居るようには居るようです)
しかし、会社員SEの場合では客先常駐という性質上、
- 会社の上司が評価しようにも現場に居ない
- 多重下請けで情報が伝わらない
- もっというと、会社の上司はITスキルよくわかんない
- 要望が通らない、会社都合で常駐先を変えられる
- 場合によってはスキルアップなし
といったのがあります。
中には、客先常駐SEの中でもSESはNGだけども派遣業種はまだOKとありますが、
個人的にはどちらも結局客先常駐に代わりないのでフリーランスSEになるべきと考えます。
むしろ派遣エンジニアだと雇用に関する安心はフリーランスSEと変わらないので。
よって客先常駐SE(SES、派遣SE)はフリーランスSE化すべきであると言い切っています。
客先常駐SEあるある?自己評価が低い
日ごろから相談者の話を聞いていると、
- 「もともと私は低学歴で、経験もなかったのに拾って頂いてるんです。」
- 「自分には勿体無い良い環境に常駐させてもらってます。」
などなど、無駄に自己評価の低い方が多くいらっしゃいます。
実際にはフリーランスとして活躍できるスキルを持っているにもかかわらず、です。
冒頭で話した当ブログのペルソナ(読者イメージ)はこのような方達に相談してきてほしいと思っています。
もっというと、私の前職場の方々(笑)
自信が無いという方にこそフリーランスSEを推奨したい。
理由は簡単で環境を変えることで大きく未来は転換できるから。
だって、今までのパターンでうまくいかないとわかったら、パターンを変えた方がいいじゃないですか。そもそも進むべき道が間違ってたわけだから。
ここで何故、フリーランスSEを推奨するかというと単純に時間とお金が会社員と比較して増えてくるから。その増えた時間とお金を自己投資へ充てられるから。
自信のない方にこんなことを勧めると、
「フリーランスSEは難しそうなので、違う企業に転職してスキルを磨きます!」
という答えがかえってくることが多いですが、私は転職よりフリーランスSEになることを強くおすすめします。
なぜか転職のほうがフリーランスSEよりもハードルが低いと思われるようですが、先に述べた通り、フリーランスSEは雇用形態が変わるだけでやることは変わりません。
実際、多くの転職失敗者は、
同様の客先常駐案件がメインの企業に勤めスキルアップや収入アップも理想的な結果になりません。
行く会社が違うだけでやってることは変わらないことをやっているのが現状です。
気づいて>_<あなたの会社はブラックです!
相談者の話を聞いていると、
「今の現場は稼働は安定しているし、その割にお給料はちゃんとでるから私の現場はホワイトですよ」
というお話を聞きます。
ですが、はっきり言ってあなたの企業がホワイトとは言えません。
あくまで「客先常駐先」の話ですよね。
- 常駐先が稼働安定してるからホワイト
- 常駐先の人間関係が良好だからホワイト
- そこそこな作業で無茶振りされないからホワイト
という判断基準で見ていませんか?
裏を返すと、
- あなたを評価する上司があなたを見ていない→もしかしたら年に数回しか会ってない
- 評価する上司と客先常駐先の評価者は、そもそも”あなた自身”じゃなくて”会社”を見ている
- 会社が“遅くまでよく働く人”を評価する傾向なら、そこそこ頑張るあなたは評価対象には難しい、ましてや自社を差し置いて他社の人物を評価なんて
よって、あなたに頑張りを評価することなんて難しいです。
結局、常駐SEですし、いくら売上あがるか?ということしか興味ないですから。
そして、私がこれら客先常駐SEに対して”ブラック企業”と言いたいのは、
- 結局はピンハネ→例えあなたの単価が上がっても会社の給料は一定
- IT企業と名乗る→結局、評価できていないとなるとエージェント企業と何が違う?エージェント企業と名乗るべきでは?笑
という観点からなんですね。
世間では「過残業」「低収入」「パワハラ・セクハラ・モラハラ」などがブラック企業の特徴と伝えられてます。「安定」がホワイト企業だと。
しかし、現代の流れでは「自分の価値を正当に評価されない」というのもブラック企業の特徴の一つと言えるのではないでしょうか?
また、前述したような「ホワイト企業」に限って、スキル向上が難しいのも挙げられます。
主に運用保守などの作業などは現状良くても、今後は何もエンジニアに依頼せずAIやRPAなど効率化されていくと考えられるのではないでしょうか。
これらから、客先常駐SEに関しては今勤めている会社はエージェント企業となんら代わりが無いと思いますので、フリーランスSEとして働いた方が良い。と判断になります。
時間とお金を増やしたら、自己投資へ!
フリーランスになると会社員よりも時間とお金が増えます。増えた時間とお金は使うべきだと私は思います。
簡単な流れはTwでも投稿しています。
【SEのプロフェッショナル・フリーランスの道】
①会社員SEからフリーランスSEへ
②収入&時間UP ← ※ココで終了が大半、浪費へ
③増えた収入&時間を自己投資へ
④エンジニア経歴を活かし複業構築、仕組み化
⑤④の収益で拡大、運用「S+B+I」⑤は焦り不要、まず④を目指すhttps://t.co/dEXORSrAvN pic.twitter.com/hMH4sjpfnV
— ミヤヒロ@SEのフリーランス相談窓口 (@2nd_carrier) May 5, 2018
ここで気をつけなければいけないのは、浪費に走らないことです。
多くは、上記ツイートで言う「②収入&時間UP」で終了し、浪費に走りますね。
フリーランスSEという働き方自体、フリーランスとも会社員とも言えないどっちつかずの中途半端な立ち位置なんですから、事業を作ること自体に専念することを推奨します。
その上で必要なスキルを身につけるために自己投資が重要になります。
自己投資こそ最大の投資です。
原体験は面白いネタ→事業になる!
ここで本ネタを振り返りましょう。
「ITブラック企業勤めSEだからこその脱社畜・下克上ルート」
と謳ってるわけですから、ブラック企業勤めや社畜だった人に関してはネタの宝庫ですね。
私のブログだって『年収300万』『月稼働450時間』という壮絶な社畜時代を経験しています。
キツい経験でしたが、
- 原体験だからこそ、細かく伝えられる、面白可笑しくアドバイスできる
- あの時に戻ってはダメだとバネにできる、成長に貪欲である
- 何よりエンジニアとしてのスキルや経験値は比べ物にならないぐらい高まった
会社を4年目で辞めることになりましたが、マネジメント関連なども踏まえて業界8年間ぐらいの経験値は積んでた自負してます。
どうせだったらこのネタを世に広げたいと思い、ブログでも発信し社畜脱出の立役者になりたいと思いコーチングなどのスキルも合わせて身につけ、役立たせています。
このように、ブラック企業勤めや社畜だった人は自虐ネタでもいいですが、原体験という武器があるんです。
さらには、世に広げるために欠かせないITスキルという類い稀なるスキルを持っています。
この二つの武器をネタにしない手は無いですね。
現在、「働き方」について大きく変わろうとしているので、ブラック企業勤めや社畜な人ほど下克上ルートが輝いてるんです。
総括:「ブラック企業勤め」「社畜」に勤めてきた強者よ!今すぐ開業届を出しなさい!
冒頭に、
すぐ辞めた人(例えば数ヶ月とか)より、現在進行形でブラック企業に数年間働いてるような人に伝えたいですよね!
と、強く伝えてました。
すぐ辞めた人、という方は他のフリーランスの方がこれからの指針をうまく説明しているので他に譲るとして、
私はエンジニアでブラック企業勤めや社畜として数年間働いてる人にフォーカスして、改めて一言で伝えます。
結論、
客先常駐SE(SES、派遣SE問わず)はフリーランス化することで脱社畜への下克上ルートが用意される。
今すぐ開業届を出しなさい!
と締めくくらせていただきます。
ただ、その伝えたい方が情報収集しないんですよね(笑)
見る暇がなく、とか(苦笑)
広げてもらえると嬉しいです。
とはいえ、今後どのようにしていいか不明という方だったら
当方が運営している講座を希望されていただければと思います。